Steam日記:Subnautica
(※DNで過去書いた日記の転載)
こんなゲームで遊んだよって日記
サバイバルゲーが結構好きでよくやるんだけど、このゲームはすごいよかった。おすすめ
海洋が舞台でゲーム中大体の時間は泳いでいることになるんだけどこの泳ぐ操作が結構楽しい。
いろんな魚が一緒に泳いでてそいつらを観察するのもいいし、歩く操作とはまた別の面白さ。移動手段がいくつかあるんだけどそれらもそれぞれ違った操作感で凝ってていい。
そのへんを泳いでいるとしょっちゅう海洋生物の声が聞こえてきて、小型の魚は可愛い声だったり危険な魚は唸り声、大型の魚は船の汽笛みたいな音を出していたりして声を聞いているだけでも焦ったり不安になったりドキドキさせられる。
夜の海なんて下手なホラゲより怖いくらいで、周りに水ばかりだと一面の暗闇。そんな状況で未知の声を聞いたり魚影を発見したときなんて本当に不安になる。逆に浅瀬にいるときなんかは発光する生物が多いので幻想的な雰囲気に包まれる
そうやって探索していて見つけた気になるオブジェクトはだいたい調べれば図鑑に載せていくことができて、図鑑のテキストも凝っている。
といった感じで世界観や操作感の造り込みがまずスゴイ。ゲーム性を排しても十分遊べるぐらい
サバイバルゲーとしてのゲーム性はというと結構ぬるい。
過酷な条件下でのサバイバルを謳ったタイトルは多いんだけど、このゲームの場合は敵に襲われたり食料が枯渇して死ぬようなことはまずない。それがきれいな世界を探索しよーってモチベを邪魔しなくてとても良いなと。
じゃあサバイバル要素は形骸化してるのかよっていうとそんなことはなくて、真水は基本クラフト台からしか手に入らないので遠征するときは拠点でしっかり生産して持ち込まないといけなかったり。拠点からの探索限界線を水の供給が定めているって感じ。
クラフト要素はレア度の低いもののほうが逆に大量に要求されてカツカツになるタイプのあれ。凶骨マラソン
新しい素材が新しい道具になって新しいバイオームの探索に役立つ・・・という構造はしっかり守られていて、ゲームが終わるまで、行ける範囲を拡張する楽しみが続く。
クラフトのために3Dプリンタの設計図を素材と別に集めなくてはならないんだけど、設計図関連は船の残骸から回収するという方針が一貫していてよかった。
船の残骸を見るとワクワクするようになるよ
拠点の建築もなれないうちはどの構造とどの構造がつながるのかちょっとわかりにくいけど、いろんなバイオームごとに有効な設備が異なって、違うところに拠点を構えれば新しいプレイ感が楽しめる。ただ拠点置きまくると動作が不安定になってくるのが難点。
ストーリー要素が意外に強く、先述した図鑑の結構なテキスト量も相まって背景世界好きにはたまらない。本編のキャンペーンもそこそこボリュームが有って、30時間くらいはゲーム側が提示してくれる目的を追っかけてるだけで遊べるかな
と言う感じでゲーム性もまったく不足はなく、一般的なサバイバルゲーにある要素は一通り揃えつつ、海洋という舞台の特殊性もバッチリ活かして、世界観がしっかりしているって個性もあるという優秀さ。
唯一マップが自動生成じゃなくて固定マップなのが不満だった。ローグライクオタク的にはやっぱマップはランダムじゃないとね。いやローグライクそんなにやってないけど。
総括すると基本しっかり個性ばっちりの傑作サバイバルゲーなのでみんなやろう。